学校長挨拶
みなさん、こんにちは。岩倉高校のブランドサイト「いわくらコンヴィヴィアル」にお越しいただき、ありがとうございます。
本校は、2027年に創立130周年を迎えます。この節目を機に、教育改革を推進し、「未来進化型のConvivial School(コンヴィヴィアル・スクール)」を目指しています。「コンヴィヴィアル」とは、適切な日本語訳が難しい言葉ですが、一言で言えば「みんなで楽しく学び、共に成長し、新たな文化を創造していく学校」という意味です。このビジョンの実現に向けて、教職員だけでなく、生徒や保護者のみなさんと一丸となり取り組んでいます。
改革に着手する理由は、主に3つあります。

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理由1高校時代の価値を実感してほしい
高校時代は人生においてかけがえのない時間です。私は、「人は高校時代の思い出を糧にして生きている」という言葉が大好きです。多感で熱い3年間で得られる、学ぶ喜び、成功体験、挫折を乗り越えた経験、達成感、そして仲間との出会いは、その後の人生を切り拓く大きな力になります。生徒たちには、この時間の貴重さを自覚し、全力で向き合ってほしいと考えています。
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理由2変革を恐れない伝統
本校には、「変革を恐れず挑戦する精神」が受け継がれています。本校の名前の由来である岩倉具視は、150年前の日本政府に対して鉄道の重要性や未来を担う人材育成の必要性を説きました。この精神こそが、本校の「建学の精神」といえます。
また、現在の教育目標である「仲間とともに主体的に学び、考え、創造し、行動できる人物に成長する」という「岩倉スピリット」にも、この精神が脈々と受け継がれています。本校が位置する上野の地にも意味があります。上野公園は、岩倉使節団の副団長・大久保利通の提言によって整備されました。この場所に本校があることは偶然ではなく、日本の良さを活かしつつ西洋文化を取り入れる「進取の精神」を象徴していると考えています。 -
理由3生徒の可能性を引き出したい
本校の生徒は、素直で誠実であり、無限の可能性や潜在能力を持っています。しかし、多くの生徒がそのことに気づいていません。私たちは、革新的な教育プログラムを通じて、生徒たちが自らの可能性に気づき、それを伸ばしていける環境を提供します。生徒たちが主体的に取り組み、未来進化型の学校づくりに参加することで、大きな成長を遂げてほしいと願っています。
式典や学校説明会の最後に、私が必ずお伝えする言葉があります。それは、Be A Rising Star!
です。この言葉には、「いつでも希望を持ち、他人に希望を与えられる人になってほしい。そして、一度きりの青春を輝かせ続けてほしい」という思いを込めています。
岩倉アクションプランで展開する魅力的な授業、部活、行事などを通じて、生徒たちが自分の可能性に気づき、自ら未来を切り拓いていくことを心から願っています。